斉藤和子展 2008.12.8(mon)-12.20(sat) ギャラリーなつか＆b.p 2011 2005 2001 1999 ギャラリーなつか　会場風景 石を彫る。削る。磨く。この塊を消失させていく行為の中から、いつも作品は表出してくる。最初のノミを入れる時、塊は何かとらえどころが無い。液体のように、すり抜けていく。もちろん塊としての抵抗感はあるのだが、そんな感じがいつもしている。もしかしたらこの塊は表皮だけが固まった液体かもしれない。そして少しずつ消失していく塊から、私は何かを確信し作品は表出する。だが、この内部にはまだ液化する何かが蠢いているような気がしてならない。 ギャラリーなつかb.p 会場風景 「匙」 大理石（オーロラ） H100×85×410mm 2008 「蓬莱の実」 大理石 H130×200×140mm 2008 「月華」 大理石 H370×670×80mm 2008 「記憶の形象 No.75」 大理石 H220×700×250mm 2008 「記憶の形象 No.76」 大理石 H200×470×350mm 2008 記憶の形象 No.77」 大理石 H180×620×450mm 2008 「月窟の水」 大理石 H560×260×160mm 2008 「蓬莱山 No.2」 大理石 H250×160×140mm 2008 「蓬莱山 No.3」 大理石 H250×260×190mm 2008 　 斉藤和子 略歴